中学受験と難易度

塾を辞める理由の一つに、授業が難しいことが挙げられます。生徒一人一人に対して100%きめ細かい授業を行う事は難しく、レベル分けをしたクラスの中でも差は生じてしまうのが現状です。差は時には生徒に負けん気を起こさせ、また反対にやる気を失くさせる原因となります。競争社会で打ち勝つ力を養わなければならない、などというのは固定観念で、人と争うことを嫌うのもまた個性なのです。その様な生徒に対して最も適しているのが個別指導塾です。しかしながら、他人と比較するというのは社会性を養うために必要なプロセスであり、同じくらいの成績だった友達が自分よりも成績を上げたことで一念発起するきっかけを奪うことになるやもしれません。

選択は難しいというのは、ここでも当てはまります。そのため、塾と個別指導塾を並行して通うケースも見られますが、子どもが自分の趣味や友達と遊ぶための時間を削ることにも問題はあります。相手は小学生であることが何よりも難しいのです。人格形成の最も重要な時期でもあり、多感な少年少女のメンタルになんらかの影を落とすような事があってはなりません。常に子供の意向を聞き、言いやすい環境を作ってあげる事が周囲の大人の義務なのです。