中学受験の問題

ほんの四半世紀前までは、中学受験は今ほど一般的ではなく、受験対策は既存の塾しかないというのが現状でした。中には家庭教師を雇うケースもありましたが、今ほど手軽な料金ではなかったので、裕福な家庭に限られたのです。中学受験を希望するのは、本人よりも保護者であることが多く、一番の問題は本人のやる気と言えるのです。「親にやらされている」という感覚のまま塾に通っても、家庭教師がついても、思うように成績が伸びないのが現状です。やる気が無い状態で挑む受験は、子どもにとってはまさに目前に立ちはだかる越えられない壁なのです。多くの小学校の友達は一緒に同じ中学に進学するのに、自分だけ誰も知らない環境に行くことに対して、子どもが積極的になるわけがありません。

大切な事は、子ども自身に目的意識を持ってもらう事なのです。むやみに親が「将来の為」と促したところで、小学生に実感がわくわけがありません。将来何になりたいのか、具体的にイメージできる小学生はごく稀なのです。中学受験を本当にする必要があるのかどうか、子どものメンタル面も良く考慮した上で進める事が肝要です。無理強いをすれば子供を追い詰める事になり、親子の関係が悪化する危険性もあるのです。